SDV EXPO出展で成功を掴む 集客・準備完全ガイド

SDV EXPO出展攻略
製造業向け成功ガイド

  • SDV EXPO 2026概要: 2026年1月に東京で開催される、自動車のソフトウェア技術に特化した展示会。業界最新の製品・サービスと多くのプロフェッショナルが一堂に会します。
  • 出展のメリット: 新規リード獲得やブランド認知向上に絶好の機会。約9万人規模の来場者に直接アプローチでき、同時開催の他分野展との相乗効果で幅広い集客が可能です。
  • 来場者層: 自動車メーカーや部品サプライヤーの開発・設計担当者、管理職などが中心。トヨタやデンソーをはじめ主要企業の技術者が来場し、具体的な商談につながります。
  • 成功のポイント: ブース装飾は明確な訴求とインパクト重視、運営では事前告知・当日の声掛け・スタッフ教育が鍵。記事内で効果的なブースデザインや集客術、準備スケジュールを詳説します。
  • W CREATIVEの支援: 弊社ではブースデザイン、動画コンテンツ、運営計画、アフターフォローまで網羅した無償提案を実施。豊富な実績でSDV EXPO出展を成功に導きます。

開催概要(SDV EXPO 2026)

展示会名称: SDV EXPO – 車載ソフトウェア開発展(Software-Defined Vehicle Expo)
開催日時: 2026年1月21日(水)~23日(金) 各日10:00~17:00
会場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場)東展示棟
主催: RX Japan株式会社 (オートモーティブワールド展示会事務局)
開催規模: 約1,600社出展、来場者約9万人(同時開催展含む見込み)

概要説明: SDV EXPOは自動車のソフトウェア開発技術に特化した専門展示会です。ソフトウェア・ディファインド・ビークル(Software-Defined Vehicle)の実現に必要なあらゆるソリューションが集結し、車載ソフトウェア開発ツール、テスト検証技術、データ解析基盤、セキュリティ対策など最先端の製品・サービスが展示されます。本展は世界最大級の車載技術展「オートモーティブワールド」の一部として開催され、複数の関連展示会(カーエレクトロニクス展、EV技術展、コネクテッド・カー EXPO、自動運転 EXPO 等)と同時開催されます。そのため、自動車業界の幅広い分野から来場者を集める総合展示会となっています。

この展示会に出展するメリット

SDV EXPOへ出展することにより、製造業の企業にとって次のような多くのメリットが期待できます。

  • 業界特化の商談機会: 車載ソフトウェア開発という明確なテーマに特化した展示会のため、自社ソリューションに関心の高い見込み客(自動車メーカー・ティア1サプライヤーの技術者や意思決定者)にピンポイントでアプローチできます。単なる来場者数の多さではなく、“質”の高いリード獲得が可能です。
  • 大規模かつ相乗効果による集客: 同時開催される複数の自動車技術展との相乗効果により、延べ約9万人もの業界関係者が来場する国内最大級の展示会です。自社ブースにも多数の潜在顧客を引き寄せ、新規リードの創出やその場での商談成立が期待できます。
  • 業界認知度・ブランド力向上: オートモーティブワールド内の専門展という業界で権威ある場に出展することで、企業ブランドの露出が大きく高まります。業界メディアの取材や公式サイトへの社名掲載などを通じて信頼性が向上し、展示会後の営業展開においても「SDV EXPOに出展した企業」として認識されやすくなります。
  • 最新動向の把握と学習機会: 自社のPRだけでなく、会場では競合他社やパートナー企業の最新ソリューション、業界トレンドを直接把握できます。併設されるカンファレンスでは車載ソフト分野のリーダーによる講演が行われ、展示会出展者も自由に聴講可能です。これにより市場ニーズや技術動向のインプットを得て、今後の製品開発やマーケティングに活かせます。
  • 人脈構築・共同開発のチャンス: 国内外から自動車業界の幅広い関係者が集まるため、新たなビジネスパートナーとの出会いやネットワーキングの場としても有効です。ブース訪問者との名刺交換や意見交換を通じて、将来的な共同開発や提携につながる可能性もあります。

予想される来場者属性

SDV EXPOには、自動車業界で車載ソフトウェアや電子システムの開発に携わる多くのプロフェッショナルが来場します。主な来場者の属性は次の通りです。

  • 業種・業界: 完成車メーカー(自動車OEM)および自動車部品サプライヤー(ティア1・ティア2)が中心。加えて、車載ソフト開発に関連するIT企業や装置メーカー、コンサルティング企業なども含まれます。
  • 担当部門: 来場者の所属部門は、設計・開発部門研究開発部門生産技術・製造部門などがメインです。ソフトウェアや電子制御のエンジニアリング部門のほか、新技術の企画推進部門の関係者も多く訪れます。
  • 役職レベル: 現場の技術者から、プロジェクトマネージャー、部門長クラスまで幅広い層が来場します。特に開発部門のマネージャークラス以上の来場も多く、製品導入の意思決定権を持つ層に直接アプローチできる点が特徴です。
  • 具体的な来場企業例: トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、スズキ、SUBARU、マツダ、三菱自動車など国内主要OEM各社をはじめ、デンソー、アイシン、日立Astemo、住友電工、パナソニックといった国内部品メーカーが名を連ねます。海外からもボッシュ、コンチネンタル、ZF、マグナ、LGエレクトロニクス、ヒュンダイモービスなどグローバル企業が来場予定で、まさに自動車ソフトウェア領域のキーマンが一堂に会する場となります。

どのような企業がこの展示会に出展すべきか

SDV EXPOは「車載ソフトウェア開発展」という名称通り、車両のソフトウェア化・デジタル化に貢献する技術やサービスを提供する企業にとって最適な出展先です。具体的には、以下のような製品・ソリューションを持つ企業に出展が推奨されます。

  • ソフトウェア開発ツール: 車載向けの統合開発環境(IDE)、ミドルウェア、AUTOSAR対応ツール、モデルベース開発 (MBD) ツールなど、車載ソフトの開発効率化を支援するツール提供企業
  • テスト/検証ツール: シミュレーター、HILシステム、テスト自動化ツール、エミュレータ、ソフトウェア品質検証ツールなど、車載ソフトの動作検証やデバッグを支援するソリューション提供企業
  • ソフトウェア受託開発サービス: 自動車メーカーやサプライヤーから車載ソフトウェア開発を受託し、組込みソフトやアプリケーションの開発請負サービスを提供する企業(ソフトハウス、開発支援企業)
  • データ収集/解析ソリューション: 走行データやセンサーデータの収集プラットフォーム、クラウド連携、ビッグデータ解析ソフト、OTAアップデート管理システムなど、コネクテッドカーのデータ活用基盤を提供する企業
  • 車載向けサイバーセキュリティ: 車載ネットワークやECU向けのセキュリティソリューション、暗号認証技術、侵入検知システム、セキュリティコンサルティングを手掛ける企業
  • 開発プロセス支援ソリューション: 構成管理やCI/CD、プロジェクト管理ツール、要件管理システム、モデルベース開発コンサルティングなど、開発プロセス全体の効率化・品質向上を支援する企業
  • エンジニア人材育成・派遣サービス: 車載ソフトウェア分野のエンジニア教育、トレーニング教材の提供や、専門人材の派遣・紹介サービスを行う企業。社内のソフト人材強化を支援するソリューションを持つ企業

上記に該当する製品・サービスを持つ企業であれば、SDV EXPOへの出展によって極めて高いターゲット接触効果が得られるでしょう。自社のソリューションを必要とする来場者が多数集まるため、展示会期間中に効率的なリード獲得と商談創出が期待できます。

成功するブース装飾

展示会で最大限に来場者の興味を惹きつけるには、ブースの装飾・デザインが重要です。初めてSDV EXPOに出展する場合でも、以下のポイントを押さえることで効果的なブースを作ることができます。

  • 明確なコンセプトと訴求メッセージ: ブースのデザイン全体に一貫したコンセプトを持たせ、来場者に伝えたいキーメッセージを一目で理解できるようにしましょう。キャッチコピーは長すぎず端的に、自社の強み(例:「○○技術で開発期間50%短縮」など)を大きく掲示します。伝えたい情報を詰め込み過ぎず、何を提供できる企業かを瞬時に印象付けることが大切です。
  • 遠方から目を引くデザイン: 通路を歩く来場者の目に留まるよう、高さを活かした社名看板や大型バナー、デジタルサイネージを配置します。特に会場内で目立つ大型LEDモニターに製品デモ動画やアニメーションを映すと、遠くからでも視線を集められます。配色もブランドカラーで統一しつつ、アクセントカラーや照明でブース全体を明るく演出し、遠目にも存在感のある空間を作りましょう。
  • 製品・デモの効果的な展示: 自社のソフトウェアやシステムをアピールするデモ画面やハードウェア機器がある場合は、ブース前面の目立つ位置に配置します。通路側にモニターや実機を向けて置き、来場者が立ち止まって見やすいように工夫します。また、「デモ実施中」「その場で体験できます」といった案内表示を出し、インタラクティブな体験を提供すると効果的です。来場者が実際に操作できるタブレット端末やハンズオンコーナーを設けるのも良いでしょう。
  • 開放的で入りやすいレイアウト: ブースの入り口を広く取り、来場者が気軽に立ち寄れる開放感を意識します。展示台や立て看板の配置は動線を妨げないよう配慮し、ブース内を回遊しやすいレイアウトにしましょう。奥行きのあるブースの場合、奥に相談カウンターや打ち合わせスペースを設けつつ、手前はオープンにして立ち話でも情報収集しやすい雰囲気に整えます。必要に応じてパーテーションで簡易な打ち合わせスペースを区切ることで、商談希望者が安心して相談できる環境も用意できます。
  • ブランドイメージの統一: ブース装飾のデザイン(グラフィック、フォント、色使い)やスタッフのユニフォームに至るまで、自社のブランドイメージを統一しましょう。一貫したブランディングは信頼感を高めるとともに、来場者の記憶に残りやすくなります。パンフレットや名刺、ノベルティもブースデザインと合わせて準備し、トータルで「ブランド体験」を提供することを心がけます。

集客・運営のポイント

効果的なブースを用意できたら、次はどう集客し、どう運営するかが成功の鍵です。展示会出展では、事前準備から当日の対応、さらに終了後まで一連の計画が必要になります。ここでは集客とブース運営のポイントを、時系列で整理して解説します。

  1. 事前の集客準備: 出展を決めたら、展示会開始までにターゲット層へ来場を促す取り組みを行います。まず自社の取引先や見込み顧客に向けて案内状や招待メールを送り、SDV EXPOに出展する旨とブース番号・見どころを告知します。併せて、自社ウェブサイトや公式SNS上でも出展情報をプレスリリースやニュースとして公開し、幅広く周知しましょう。公式サイトの出展社ページに製品情報を掲載できる場合は早めに登録します。また、展示会主催者が提供する来場誘致ツール(バナー画像や招待券PDF等)があれば積極的に活用し、メール署名やDMに添付すると効果的です。事前集客を念入りに行うことで、当日のブース来訪者数が大きく向上します。
  2. ブース当日の集客工夫: 展示会開催中は、ブースに立ち寄った来場者を確実に捉え、さらにブース前を通過する人々を呼び込む工夫が重要です。まずブース前での積極的な声掛けを行いましょう。スタッフが笑顔で挨拶し、「○○のデモを実施しています!」など短いフレーズで興味を引く呼び込みを継続することで、足を止める来場者が増えます。同時に、ブースにパンフレットやノベルティ(粗品)を用意し、手に取った方に気軽に話しかけるきっかけを作ります。製品デモは定期的に実施し、人が集まったタイミングで簡単なプレゼンテーションを行うと効果的です。可能であれば目立つ時間に合わせてミニセミナーやクイズイベントを開催し、「○時からミニセミナー開始します!」とアナウンスすることで人だかりを作ることもできます。さらに、リアルタイムでSNS発信を行い、「#SDV_EXPO」などのハッシュタグ付きでブース写真や見どころを投稿すれば、会場内外への拡散効果も期待できます。
  3. 効果的なブース運営: ブース内では、あらかじめ役割分担したスタッフが連携し、スムーズな運営に努めます。十分なスタッフ配置を行い、来場者対応中でも他の来訪者を待たせないようにしましょう(小間規模によりますが、常時2~3名以上は配置するのが望ましいです)。スタッフ全員で事前に製品知識や説明トークを共有し、一貫性のある対応を心がけます。興味を示した来場者には積極的に質問を投げかけ、ニーズをヒアリングしながら適切な提案につなげます。また、リード情報の確実な取得も重要です。会場で配布されるバーコードスキャナーやスマホアプリを活用して名刺情報をデジタルで記録したり、会話の内容をメモしておきます。ブース内にリード記入用のフォームやタブレットを置き、「お問い合わせ希望の方はこちらにご記入ください」と促すのも有効です。休憩時間も含めスタッフ交代で常に誰かがブース対応できる状態を維持し、来場者を逃さないよう運営します。そして展示会終了後を見据え、獲得リードのフォロー計画(お礼メール送信や後日の資料送付など)もスタッフ間で共有しておくと良いでしょう。

会期までのスケジュール

SDV EXPO開幕までの準備作業をスムーズに進めるには、逆算したスケジュール管理が欠かせません。一般的な出展準備のタイムライン例を示します。

  • 3~6か月前: 出展目的・目標を設定し、社内承認を取得。公式出展申込手続きと出展料支払いを完了。展示会主催者とのやり取り開始(出展社説明会への参加、各種提出物の確認)。出展ブースの小間位置・サイズを決定し、ブース装飾会社や施工業者の選定を始めます。
  • 2~3か月前: ブースの基本レイアウトとデザイン案を確定(社内外で打ち合わせを重ね、設計図やパースを作成)。同時に、展示会で発表・展示する製品やデモ内容を決定し、それに必要な機材・ソフトウェアの準備を開始します。パンフレットや配布資料の制作にも着手し、必要ならノベルティ(粗品)の選定と発注も行います。また、この時期から前述の事前集客施策(招待状送付やWeb告知)を順次スタートします。
  • 1か月前: ブース装飾の最終確認(デザインデータ入稿や看板・パネル印刷手配)。出展製品・デモの動作検証を済ませ、本番環境を想定したリハーサルを実施します。ブースで上映する動画やスライドショーを制作し、大型モニターでの表示テストも完了させます。並行してブース担当スタッフの事前トレーニングを実施し、製品説明や対応のシミュレーションを行います。宿泊や運搬など展示会期間中の物流手配もこの時期までに確定させ、出展に必要な荷物一式のリストアップと発送準備を整えます。
  • 直前(開催1週間前~前日): 事前にアポイントを取っていた来場予定者へリマインド連絡を実施(「お待ちしています」のメール送信など)。荷物・展示物を会場へ発送し、搬入日時に併せてスタッフも会場入りします。会期前日にブース施工・装飾を完了させ、実際のブースで最終チェック(動作確認、パンフレット配置、備品設置など)を行います。問題点があれば主催者や装飾会社と即座に調整し、万全の状態で初日を迎えられるようにします。

まとめ

SDV EXPOへの出展は、製造業における車載ソフトウェアビジネスを加速させる絶好のチャンスです。国内最大規模の専門展示会で、自社の技術を効果的にアピールし、多数のリード獲得や業界内での存在感向上が期待できます。ただし、その成果を最大化するには入念な準備と戦略的な対応が必要です。本記事で述べたように、展示会概要の理解から始まり、ターゲットに響くブース作り、事前・当日の集客術、そして周到なスケジュール管理とフォローアップまで、一連のプロセスをしっかり計画・実行しましょう。

製造業のマーケティング担当者・経営層・技術責任者の皆様にとって、本記事のガイドラインがSDV EXPO出展検討の一助となり、出展効果を最大限高める一役を担えれば幸いです。貴社のSDV EXPOでのご成功を心よりお祈りしています。

弊社W CREATIVEの無料サポート提案について

最後に、SDV EXPO出展をご検討中の企業様に向けて、弊社W CREATIVEのサービス特徴無料提案についてご紹介します。

W CREATIVE株式会社は、B2B領域に特化したマーケティング支援会社として、展示会ブースの企画・デザイン・運営までをトータルにサポートしております。単なる空間デザインに留まらず、戦略的な集客プランまで考慮した展示会ブースコンサルティングを提供するのが強みです。特にSDV EXPOのような技術系展示会では、来場者の興味を的確に捉える訴求と動線計画が重要になります。弊社ではこれまで年間500件規模の展示会ブース支援実績を通じて培ったノウハウに基づき、以下のような項目を網羅した提案をすべて無償でご提供いたします。

  • ブースのパースデザイン提案(完成イメージを3D図面やパースで作成し、訴求力の高いブースデザインをご提案)
  • 動線設計(来場者の視線と移動経路を考慮し、立ち寄りやすく滞留しやすいブース配置を計画)
  • 大型LEDモニター演出プラン(大型スクリーンやマルチディスプレイによる映像演出で、人目を引きつける仕掛けをご提案)
  • 動画コンテンツ制作(展示会向け製品紹介動画やブース背景映像を制作し、メッセージを効果的に伝達)
  • 当日の運営企画(スタッフ配置計画や声掛けのシナリオ、デモ実施タイミングなど集客効果を高める運営プランを立案)
  • 会期後フォロー施策(獲得リードに対するフォローアップとして、展示会後の動画配信やメール施策など継続的なマーケティング案を提案)

以上のように、単にブースを作るだけでなく**「出展の成功」に直結する施策**を包括的にプランニングいたします。これらの提案はすべて無料でご提供し、実際の施策実行をご依頼いただくかどうかは貴社のご判断に委ねております。まずはお気軽にご相談いただき、提案内容をご確認ください。W CREATIVEは貴社のSDV EXPO出展を成功へ導く力強いパートナーとなります。パースデザインから動画制作、当日の運営、そしてアフターケアまで一貫して支援できる体制で、皆様のブースを最大の成果へと結び付けます。ぜひ弊社の無償提案サービスを活用いただき、SDV EXPO 2026でのご出展を成功させましょう。