社内業務DX EXPO出展メリットと集客成功のポイントを徹底解説

社内業務DX EXPO
出展成功ガイド

2026年2月にポートメッセなごやで開催される「社内業務DX EXPO」への出展を検討している大企業向けに、本記事では展示会の開催概要、出展するメリット、来場者属性、出展に適した企業、成功するブース装飾や集客・運営のポイント、そして会期までの準備スケジュールを徹底解説します。記事の最後には、W CREATIVEによる無料提案サービス(展示会向けパースデザイン・動画活用・動線設計・運営計画・フォローアップ施策など)のご案内も掲載しています。

開催概要(展示会名称、概要説明、会期、会場)

展示会名称: 社内業務DX EXPO(第6回 名古屋展)
開催概要: 社内業務DX EXPOは、企業のバックオフィス業務や社内プロセスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための国内最大級の専門展示会です。経理・人事・総務など社内業務を効率化する最新テクノロジーやサービスが一堂に会し、来場者はそれらのソリューションを比較・検討できます。また、本展示会は「Japan DX Week」の一部として開催されており、他にもAI・業務自動化展や現場DX EXPOなど関連するDX展示会や、「総務・人事・経理Week」といったバックオフィス分野の展示会も同時開催されます。複数の展示会が併催されることで幅広い来場者層を集めており、中部地方最大級のIT・DX総合展となっています。
会期: 2026年2月25日(水)~27日(金) 10:00~17:00
会場: ポートメッセなごや 第1展示館(名古屋市港区)

本展示会には約140社の企業が出展予定で、延べ14,000名規模の来場者が見込まれています。(※出展社数・来場者数は主催者発表の予定数です。同時開催展の来場者を含む場合があります。)来場者は事前登録制で、主にビジネス関係者に限定されます。出展対象となる製品・サービスは、経理DX・経費精算ツール、人事・労務DX、電子契約システム、契約書レビュー・管理ツール、クラウドERP、データ/ナレッジ共有プラットフォーム、ワークフロー管理、グループウェア、ビジネスチャットなど多岐にわたります。企業の生産性向上や業務効率化に寄与するあらゆるソリューションが集まり、最新の事例や業界動向に触れられる絶好の機会となります。

社内業務DX EXPOに出展するメリット

社内業務DX EXPOへ出展することで、大企業にとって様々なメリットが期待できます。以下に主なメリットを挙げ、その内容を解説します。

  • 見込み顧客との新規リード獲得: 年間を通じ10万人以上が来場するといわれる国内有数の展示会で、多くの見込み顧客と直接出会えます。一度に多数の企業担当者と名刺交換や商談ができるため、新規顧客リストの獲得効率が飛躍的に向上します。また、来場者の多くは自社の課題解決を目的に来場しているため、ニーズの高い質の良いリードを得られるチャンスです。実際に、主催者の調査によれば来場者の約60%が意思決定権を持つ役職者であり、約70%が具体的な課題を持って展示会に訪れているとのデータもあります。こうした質の高い来場者層との商談を通じて、有望なビジネスチャンスを創出できます。
  • 自社サービスの認知拡大・ブランド強化: 中部地方最大級のDX展示会である本イベントに出展することで、業界内での自社ブランドの存在感を高めることができます。会場には多くの報道関係者や業界関係者も訪れるため、新製品・新サービスの発表の場として活用すればプレスリリース効果も期待できます。他社が多数出展する中で自社の独自性や強みをアピールすることで、マーケットにおけるブランド認知度向上と企業イメージアップにつながります。特に大企業の場合、大規模展示会への出展実績そのものが信頼感の醸成につながり、既存顧客へのPR効果も得られるでしょう。
  • 直接対話によるニーズ把握と提案機会: ウェブサイトや広告では得られない、生の顧客の声をその場で聞ける貴重な機会です。ブースに来訪した来場者に対してデモンストレーションを行ったり、課題をヒアリングしたりすることで、顧客のニーズや反応を直接把握できます。製品・サービスの導入を具体的に検討している層と対面で商談できるため、その場で提案を行い契約見込みにつなげることも可能です。対面だからこそ得られるリアルなフィードバックは、自社ソリューションの改良や営業トークのブラッシュアップにも役立ちます。
  • 業界ネットワーキングと情報収集: 展示会には同業他社や関連業界のリーダー企業も多数出展しています。他社ブースを視察すれば競合他社の最新製品や戦略を把握でき、自社のマーケティング戦略の見直しに役立ちます。また、来場者として訪れる他企業の経営者や担当者とのネットワーキングの場としても有用です。セミナーやカンファレンス(※併催される場合)に参加すれば、最新トレンドや成功事例を学ぶことができ、業界知見を深める機会にもなります。こうした情報収集・交流を通じて、新たなビジネスパートナーの発掘や将来的な協業の糸口が見つかる可能性もあります。

社内業務DX EXPOの来場者属性

社内業務DX EXPOには、主に社内のDX推進や業務改革に関わる責任者層が多数来場します。来場対象者として想定されているのは以下のような層です。

  • 経営層: 企業の経営者や役員、事業部門のトップなど経営判断を行う層。DX推進による経営効率化や企業変革に関心を持っています。
  • 企画・管理部門: 経営企画部門のマネージャーや担当者、DX推進部門の責任者など、会社全体の業務改革プロジェクトを推進する立場の層。
  • 情報システム部門: CIOや社内のIT部門(情シス)の管理職・担当者。社内システムのDX化や最新ITソリューションの導入検討を担っています。
  • バックオフィス部門: 経理部門や人事・労務部門、総務部門の責任者・担当者。日々の社内業務を効率化するツールやサービスを求めて来場します。
  • 現場部門の管理者: 工場や店舗など現場の業務改善を図る現場管理職(ただし本展示会はバックオフィス向けが中心のため、現場DXは別展示会に分類されます)。

総じて、中堅~大企業規模のユーザー企業から、社内DXに関する決裁権や導入検討の権限を持つ層が来場する傾向にあります。2025年の前回名古屋開催では延べ12,000名以上が来場しており、その多くが上記のような職種のビジネスパーソンでした。ビジネス目的で来場しているため、具体的な課題意識を持った真剣な相談が多く、出展企業にとっては効率的に潜在顧客と出会える場となっています。

社内業務DX EXPOに出展すべき企業

では、どのような企業が社内業務DX EXPOへの出展に適しているでしょうか。本展示会の来場者ニーズと出展対象製品から考えると、以下のような製品・サービスを提供する企業にとって出展効果が高いと言えます。

  • 経理・財務向けDXソリューション企業: 経理業務の自動化ツール、会計ソフトウェア、経費精算クラウド、電子請求書システムなどを開発・提供する企業。
  • 人事・総務向けDXソリューション企業: 人事管理システム、勤怠管理・給与計算ソフト、労務手続き電子化サービス、社内ポータル・グループウェアなどバックオフィス人事総務部門向けサービスを提供する企業。
  • 契約・文書管理DX企業: 電子契約プラットフォーム、契約書レビューAI、電子署名サービス、社内文書の電子化・管理システムなど契約業務の効率化ツールを扱う企業。
  • クラウドERP・業務管理システム企業: 会計・販売・在庫・生産管理などを統合するERP(Enterprise Resource Planning)パッケージやSaaSを提供するベンダー各社。
  • 情報共有・コミュニケーションツール企業: 社内チャットやビデオ会議システム、ナレッジ共有プラットフォーム、プロジェクト管理・ワークフローツールなど社内コラボレーションを促進するITサービス企業。
  • DXコンサルティング・サービス企業: 社内業務改革やDX推進のコンサルティングサービスを提供し、自社のソリューション(上記ソフトウェア等)導入を支援する企業。ツール提供に限らずノウハウ提供で差別化する企業にも本展示会は有効です。

以上のように、企業の内側の業務を効率化・デジタル化する商材を持つ企業であれば、社内業務DX EXPOへの出展メリットは大きいでしょう。特に大企業のソリューション提供ベンダーにとって、来場者も同規模の大企業が多いためマッチングが良く、有力な顧客開拓の機会となります。また、自社の既存顧客企業に対して展示会出展の案内を行い、会場で新機能の紹介や関係強化を図る場として活用するケースもあります。

成功するブース装飾

展示会で成果を上げるには、ブースの装飾・デザインも非常に重要です。限られたスペースでいかに自社の魅力を効果的に伝えるか、いくつかのポイントに留意しましょう。

  • 統一感のあるブランディングと目を引くデザイン: ブース全体の色味やレイアウトは、自社ロゴや製品イメージに合わせて統一感を持たせます。遠くから見ても一目で何の企業かわかるよう、大型の看板やバナーで社名・ロゴとキャッチコピーを高い位置に掲示しましょう。また、派手すぎず洗練されたデザインにすることで、大企業らしい信頼感と品位を演出できます。配色はテーマカラーに絞りつつ、要所にアクセントカラーを用いて視線を誘導する工夫も効果的です。
  • オープンで入りやすいレイアウト: 来場者が気軽に立ち寄れるよう、ブース入口を開放的に設計します。テーブルやパネルの配置は通路を塞がないよう配慮し、ブース内部に自然と人を誘導する導線(動線)を確保しましょう。例えば、受付カウンターや目玉展示を入口近くに配置し、その先に商談スペースを設けることで、**「立ち止まる→話を聞く→詳しい相談をする」**という流れを生み出せます。ブースの角(コマ位置)を有効活用し、複数方向から来場者を呼び込める開放的な設計にすることもポイントです。設計段階では3Dパース(完成予想図)を作成し、様々な角度から見た時の視認性や動線をシミュレーションすると安心です。
  • 視覚的インパクトとデジタル演出: 来場者の足を止めるには、視覚に訴える工夫が不可欠です。大画面のLEDモニターやデジタルサイネージで製品紹介動画やデモ映像をループ再生すれば、遠目にも注目を集めやすくなります。静的なパネル展示だけでなく、タッチパネル式のデモ機やライブデモンストレーションの実施など、インタラクティブな要素を取り入れるのも効果的です。また、照明もブース演出の重要な要素です。スポットライトで主役の商品を照らしたり、間接照明でブースに奥行きを持たせたりして、洗練された雰囲気づくりを心掛けましょう。
  • 訴求ポイントの明確化: 展示会場では来場者は短時間で多くのブースを回ります。何を提供している企業なのか、一目で理解してもらうことが大切です。ブース内のポスターやパネルには、詳細な説明を書きすぎず「◯◯ができるソリューション」「△△業務をXX%効率化」など端的なフレーズで自社の訴求ポイントを大きく掲示しましょう。デザイン面でも情報を詰め込みすぎず、シンプルで伝わりやすいレイアウトにすることがポイントです。興味を持った来場者にはパンフレットや詳細資料を渡せば良いため、ブース内の掲示物はまず立ち止まってもらうためのキャッチコピーとビジュアル重視で構いません。
  • 快適な商談スペース: 立ち話程度で終わらせず、有望な見込み客とは腰を据えて話せるよう、ブース内または近隣に簡易な商談スペースを用意しましょう。テーブルと椅子を配置した相談コーナーや、仕切りパネルで半個室的な空間を設ければ、周囲の雑音を気にせずヒアリング・提案ができます。飲み物を用意してもてなすなど、来場者にリラックスして話を聞いてもらえる環境づくりも大切です。ただしスペースに限りがある場合は、ブース裏に控室を兼ねた打ち合わせスペースを設けるなど工夫し、ブース前面は極力オープンに保つようにしましょう。

集客・運営のポイント

展示会で最大限の成果を上げるには、ブース設計だけでなく当日の集客術や運営体制にも気を配る必要があります。ここでは、来場者を効率的に集めるための施策と、ブース運営を円滑に進めるためのポイントを紹介します。

集客のポイント

  • 事前集客(告知・招待状の活用): 展示会開催前から、既存顧客や見込み客に対して出展情報を告知しましょう。メールマガジンやSNS、自社サイトのニュースリリースなどで「社内業務DX EXPOに出展します!」とアナウンスし、ブース来訪を呼びかけます。大企業であれば自社の取引先企業も多いため、招待状を発送して関係先に足を運んでもらうのも有効です。事前にアポイントを設定し、会期中にブースで打ち合わせを行う約束を取り付けておけば、確実な集客につながります。
  • アイキャッチの工夫(大型映像・デモ): 会場を歩く来場者の注意を引くため、ブースのアイキャッチとなる仕掛けを用意します。前述の通り、大型LEDスクリーンでの動画上映は非常に目を引きます。また、決まった時間にミニセミナーやデモンストレーションをブース内で開催するのも効果的です。「◯時から◯◯デモ実施!」といったポップを掲示し、時間になったらスタッフが呼び込みを行えば人だかりを作ることができます。周囲のブースとの差別化を図るためにも、視覚・聴覚に訴える演出で集客力を高めましょう。
  • ノベルティ・キャンペーンの活用: ブース訪問のきっかけ作りとして、ノベルティ(記念品)やその場で参加できるキャンペーンも有効です。ロゴ入りグッズの配布や、アンケート回答者への景品プレゼント、簡単なゲーム企画など、来場者が「ちょっと立ち寄ってみようかな」と思える仕掛けを用意します。特に大企業の出展ブースであれば予算規模も大きいため、高品質なノベルティや抽選企画などインパクトのある施策を展開することで、話題性を持たせることができます。ただし配布物には会社名・連絡先を明記し、受け取った後に興味を持った来場者がフォローしやすい工夫も忘れずに。
  • スタッフによる積極的な呼び込み: ブースには十分な人数のスタッフを配置し、通路を行き交う来場者に笑顔で積極的に声を掛けましょう。パンフレットを配ったり、「〇〇にお困りではありませんか?」と問いかけたりして、立ち止まってもらうきっかけを作ります。特に足を止めてブースのパネルや映像を見ている方には、すかさず声掛けして簡単な説明を始めることで、スムーズに対話へと繋げられます。大企業の場合、製品担当のエンジニアやコンサルタントなど専門知識を持つスタッフも同行させ、技術的な質問にも即答できる体制を整えておくと信頼度が増します。

運営のポイント

  • 明確な役割分担とスタッフ教育: 展示会開催前に、ブーススタッフ全員で事前ミーティングを行いましょう。誰が呼び込み担当で誰が説明担当か、また資料管理やデモ操作担当、名刺管理など、当日の役割を明確に割り振っておきます。大企業の場合、人員も多くなりがちなので、「受付係」「プレゼン担当」「技術サポート」「商談担当」のようにチームを編成するとスムーズです。また、短時間で効果的にプレゼンできるようトークスクリプトを用意し、ロールプレイで練習しておくと本番でも落ち着いて対応できます。
  • リード情報の効率的な収集: 名刺交換や来場者のスキャンなど、ブースに来た見込み客の情報は漏れなく収集しましょう。名刺がもらえたらすぐにメモを取り、興味を示した製品や課題内容を簡単に裏面に書き留めておくと、後日のフォローに役立ちます。最近ではデジタル名刺やQRコードによる情報収集ツールもありますので、大量の名刺管理が煩雑な場合は導入を検討しても良いでしょう。得られたリードは社内で重要度や温度感に応じてランク分けし、展示会終了後に迅速にフォローできるよう管理しておくことが大切です。
  • ブース内の快適な運営: 混雑時でも滞りなく対応できるよう、ブース内は常に整理整頓し、パンフレットやノベルティの補充も切らさないよう注意します。休憩交代のタイミングもスタッフ間で共有し、常に必要人数が配置された状態を維持しましょう。ブース内でトラブル(機材不調や資料切れ等)が発生した際の対処方法も事前に決めておくと安心です。また、来場者には丁寧かつフレンドリーな接客を心がけ、短い対話でも好印象を残すよう社員教育を徹底します。「ブースに立ち寄った時の対応が良かったのでその会社に決めた」というケースもあるほど、現場対応の質は重要です。
  • 会期後を見据えたアプローチ: 展示会は出会いの場であり、契約獲得のゴールではありません。会期終了後のフォローアップまで含めて初めてマーケティング施策が完結します。展示会期間中から、アポイントを設定できた見込み客や有望なリードには、次につながるアクション(後日訪問やオンライン商談日程調整等)を取り付けておきましょう。会期後にはお礼のメールを送る、提案資料を改めて送付するなど、素早いフォローが肝心です。展示会で集まった名刺を社内営業チームと共有し、継続的にアプローチする計画を立てることで、せっかく得た商談機会を確実に成果に結び付けられます。

会期までのスケジュール

社内業務DX EXPOへの出展を成功させるには、当日に向けた計画的な準備が不可欠です。以下に、会期までの大まかな準備スケジュール例を示します。自社の状況に合わせて前後しますが、逆算思考で早め早めに取り組むことが重要です。

  • ~約6か月前: 展示会への出展を社内決定します。経営層の承認を得て予算を確保し、主催者への出展申込み手続きを行います(人気の展示会は早期に募集枠が埋まるため、この時期までに申し込みを済ませるのが望ましいです)。併せて、出展の目的(新規顧客◯社獲得、〇〇製品の認知度向上など)やKPIを社内で明確に定め、プロジェクトチームを編成します。
  • 約3~4か月前: 出展ブースの位置や小間数が確定したら、具体的なブースデザインの検討に入ります。社内もしくは外部の展示会施工会社と協力し、ブースのコンセプトやレイアウトを決定します。この時期に、3Dパース図面の作成や設計プランのレビューを重ね、デザインを確定させましょう。また、展示会で紹介する主力製品やデモ内容も絞り込みます。必要に応じてデモ機材や映像コンテンツの制作にも着手します。併せて、配布予定のパンフレットやノベルティの企画・制作もこの段階で進め、発注スケジュールを立てます。
  • 約2か月前: ブース施工の発注を完了し、製作物(パネル印刷、映像コンテンツ、ノベルティ等)の準備を本格化させます。また、展示会公式サイトに掲載する出展者情報や展示内容の原稿を提出する時期でもあります(主催者指定の締切に注意)。社内ではブースで説明員を務めるスタッフの選定と、商品・サービス知識やトークスクリプトの共有を開始します。同時に、招待状の送付リストアップやメール告知の準備を整え、事前集客キャンペーンの計画も立案しておきます。
  • 約1か月前: 展示会開催が近づいてきました。ブース装飾の最終チェックとして、実物大パネルの色校正確認や機材の動作確認を済ませます。ブース運営マニュアルを作成し、スタッフ向けに事前説明会やロールプレイ研修を実施しましょう。招待状の発送や告知メール配信もこの時期までに完了させます。会期中のアポイントの仮予約(来場予定の顧客との打ち合わせ日程調整)も行い、展示会カレンダーに各スタッフの動きを書き込んでおくと良いでしょう。物流面では、展示物やパンフレット等を会場に送る手配を済ませ、到着日時と設営担当者を確認します。
  • 直前(開催週): 会期直前には、ブース施工会社と最終打ち合わせを行い、搬入・設営日の段取りを確認します。搬入日に備えて必要な荷物リストを再確認し、当日の朝に慌てることがないよう準備しておきます。設営日(通常会期前日)には、スタッフ総出でブースの飾り付けや機材設置を行い、動作テストとリハーサルを実施します。全ての準備が整ったら、当日に向けて最終チェックリスト(配布物の数量確認、名刺ケースや筆記用具の準備など)を確認し、万全の体制で本番を迎えましょう。
  • 会期中(当日~最終日): 事前に立てた計画通りにブース運営を行います。初日は特に朝早めに集合し、朝礼で意気込みを共有すると士気が高まります。来場者への対応履歴や感じた課題は日々記録し、スタッフ間で毎日終了後に振り返りミーティングを行うと、翌日の改善に繋がります。最終日終了後は急いで撤収作業に入りますが、大事な名刺やメモを紛失しないよう厳重に管理しましょう。
  • 会期後(~翌週): 展示会終了後は、速やかにお礼メールの送信や資料送付などフォローアップを開始します。熱度の高いリードは営業が早々にコンタクトを取り、具体商談に繋げます。一方、今回すぐに案件化しなかったリードも有益な将来顧客です。展示会での会話内容を営業CRMなどに記録し、中長期的に継続フォローしていく仕組みを整えましょう。また、社内で出展の成果報告会を開き、KPI達成状況を振り返るとともに、良かった点・改善点を整理し次回の出展計画に活かします。

まとめ

社内業務DX EXPOへの出展は、大企業にとって自社ソリューションの販路拡大やブランド強化に絶好の機会となります。展示会の開催概要や来場者の特徴を押さえ、自社にマッチした出展計画を立てることで、多くの質の高いリードを獲得できるでしょう。本記事で紹介したように、ブースデザインの工夫や集客・運営のポイントを実践すれば、限られた3日間で最大限の成果を上げることも可能です。鍵となるのは、事前準備の徹底と会期中の臨機応変な対応、そして会期後の迅速なフォローアップです。これらを余すところなく遂行することで、展示会出展の投資対効果(ROI)を高め、社内DX領域でのビジネス拡大につなげていきましょう。

出展準備や当日の運営は多岐にわたりますが、自社リソースだけで難しい場合には専門のパートナーに相談するのも一手です。次章では、展示会出展をトータルに支援できるW CREATIVEの無料提案サービスについて、その特徴をご紹介します。

W CREATIVEの無料提案とサポート内容

W CREATIVE(ダブルクリエイティブ)は、大企業の展示会出展を成功に導く専門コンサルティングサービスを提供しています。**W CREATIVEでは展示会ブースの企画・設計に関する無料提案を行っています。**ブースデザインのプロフェッショナルがヒアリングを行い、貴社の出展目的に合わせた最適なブースプランを作成いたします。

<無料提案の内容例>

  • ブースのパースデザイン・作成: 3Dパースによるブース完成イメージ図を作成。レイアウトや装飾案を視覚的にご提案します。
  • 効果的な動線設計: 来場者が立ち寄りやすく回遊しやすいブース導線を設計。人の流れをスムーズにし、滞留時間を最大化します。
  • 大型LEDモニター活用による集客施策: インパクトのある映像演出プランをご提案。展示会で目を引く動画コンテンツの企画から上映までトータルサポートします。
  • 最適な動画コンテンツ制作: 製品紹介やデモンストレーション動画を展示会向けに制作。短時間で訴求力の高い映像コンテンツで来場者の興味を惹きつけます。
  • 当日の運営計画: スタッフ配置や声掛けトーク術、ノベルティ活用法など、当日の具体的な運営プランもご提案。初めての出展でも安心です。
  • 会期後のフォローアップ施策: 獲得したリードに対する効果的なフォロー手法もアドバイス。メールテンプレートやセミナー招待など、商談継続につなげる施策をご提案します。

上記のように、W CREATIVEはブース設計から集客、コンテンツ制作、運営、フォローアップまで展示会出展に必要な要素をワンストップで支援します。大企業ならではのスケールメリットを活かしつつ、細部まで行き届いたプランニングで、貴社の社内業務DX EXPO出展を成功へと導きます。

今回ご紹介した無料提案は、具体的な発注前提ではなくてもお気軽にお試しいただけます。社内業務DX EXPOへの出展をご検討中の企業様は、ぜひ一度W CREATIVEにご相談ください。豊富な実績を持つ専門スタッフが、御社の展示会プロジェクトを全力でサポートいたします。万全の準備とプロの力を借りて、展示会出展を大成功に収めましょう!