国際物流総合展2026は、物流・サプライチェーン分野に特化した大規模展示会です。毎年東京ビッグサイトで開催され、国内外から物流業界の企業や技術者が多数来場します。物流業界ではサプライチェーンのデジタル化や自動化が急速に進展しており、国際物流総合展2026はこうした最新トレンドを一堂に集める場となっています。前回(2024年)の開催では約8万4千人が来場し、多数の企業・団体が参加しました。本記事では、出展を検討する企業向けに、展示会の開催概要や出展メリット、来場者層、出展に適した企業、成功するブースデザイン、集客・運営のポイント、準備スケジュールなどを解説します。これらの情報をもとに万全の準備を進めれば、展示会出展の成果を最大化できます。
目次
開催概要
- 展示会名称:国際物流総合展 2026(Logis-Tech Tokyo 2026構成展示会)
- 概要:物流・サプライチェーン分野の最新技術やソリューションが集まる専門展示会。専門7団体が合同主催する30年以上の歴史を誇り、アジア最大級の規模で開催されます。自動倉庫、コンベヤ、IoTトラッキング、パッケージング機器などの物流機器から、倉庫管理システム(WMS)やロボット、AIソリューションまで、多彩な技術が紹介されます。講演会やセミナーも併催され、業界関係者が最新情報を共有する場となります。
- 前回実績:直近(2024年)の開催では約8万4千人が来場し、多数の物流企業や機械メーカーが参加してビジネスマッチングが活発に行われました。大規模かつ影響力の高い展示会として、出展者・来場者から高い評価を得ています。
- 会期:2026年9月8日(火)~11日(金) 10:00~17:00
- 会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東1~3ホール・東7・8ホール、西1~4ホール
この展示会に出展するメリット
- 多数の見込み客と商談機会:物流・サプライチェーン業界関係者が一堂に会するため、自社のソリューションに関心を持つ多くの顧客と短期間で効率的に商談できます。普段アプローチが難しい企業とも直接接触できる貴重な機会です。
- 高い認知度とブランド露出:共同主催7団体による知名度の高い総合展で、公式ウェブサイトや出展社ガイド、会期中の配布資料にも企業情報が掲載されます。会期中・後の露出を通じて、自社ブランドや製品認知度を大幅に向上できます。
- 海外企業・VIP層へのPR:国際物流総合展には海外からの来場者や業界の重鎮も訪れます。海外市場のバイヤーや物流大手の担当者に直接自社製品をアピールできるほか、VIP招待制度を活用すれば普段接点が少ない上級顧客との商談機会も得られます。
- セミナー・プレゼン機会:出展社は講演会やプレゼンテーションセミナーに登壇するチャンスがあります。多数の来場者に自社技術や製品をまとめて紹介できるため、効率的にPRできます。
- 同業他社との差別化:同分野企業が多数出展する中で自社の優位性や独自性をアピールできます。競合比較を通じて見込み客に選ばれることで、新規受注や協業パートナー獲得につながります。
- 集客効率の高さ:展示会形式により大量のリードを効率的に獲得できます。個別訪問や広告では難しい数の新規見込み客を短期間でリストアップでき、営業コストの削減にも寄与します。
- 業界横断的な情報収集とパートナー探し:同業他社だけでなくIT企業や研究機関など異業種も参加するため、展示会を通じて最先端技術や市場動向を把握できます。交流を通じて新たな協業パートナーを見つけるチャンスも広がります。
予想される来場者属性
- 物流・輸送企業:運送会社、倉庫会社、3PL事業者など物流サービス企業の経営層や物流・運用担当者。
- 製造業・生産財メーカー:自動車、電機・電子部品、機械、化学、食品など各分野の製造業で、物流や生産管理に関わる企画・購買担当者。
- 小売・通販(EC)企業:量販店やネット通販事業者の物流・購買・IT部門担当者。オンライン販売増加に伴い物流最適化に関心が高い層です。
- 物流システム・IT企業:倉庫管理システム(WMS)、輸配送管理システム(TMS)、IoT機器、AIロジスティクスなど物流ソリューションを提供する企業の技術者・営業担当。
- 流通・卸売業:商社や卸売企業の物流管理者、購買・物流企画担当者など、サプライチェーン全体の効率化を模索する層。
- 官公庁・自治体:国・地方自治体の物流政策担当者や公共インフラ関連部門。社会インフラとしての物流改革や災害対策としての物流改善に関心を持つ来場者もいます。
- 海外バイヤー・サプライヤー:アジアを中心に海外の物流・小売企業から購買担当者や開発担当者が来場。自社製品の海外展開の機会や、海外市場の最新ニーズを直接把握できる貴重な場です。
どのような企業が出展すべきか
- 倉庫・配送機器メーカー:搬送コンベヤ、ソーター、ラック・棚など倉庫設備、フォークリフト・AGV・ドローンなど搬送・自動化機器を製造する企業。
- 物流ロボット・自動化ソリューション:自動倉庫システム、ピッキングロボット、AGV/AMR、ドローン搬送、物流IoTプラットフォームを手がける企業。
- WMS/TMS・情報システム企業:倉庫管理システム(WMS)、輸配送管理システム(TMS)、SCMソリューション、AI予測ロジスティクスなど物流管理ソフトを開発・提供する企業。
- 物流サービス・3PL事業者:受託倉庫サービス、輸配送アウトソーシング、ラストワンマイル配送など、物流業務を代行・代替するサービス企業。
- パッケージング・資材メーカー:梱包機器、緩衝材、包装資材、自動結束機など物流・梱包関連機器・資材のメーカー。
- 物流コンサルティング・システムインテグレーター:物流効率化コンサルティング、システム開発・導入支援、サプライチェーン最適化サービス企業など。
- その他関連分野:省力化・省エネ技術、環境対応(CO2削減ソリューション)、物流セキュリティ(監視カメラ・センサー)など、周辺技術やサービスを提供する企業。
成功するブース装飾
- コンセプトとメッセージを明確に:ブースのキャッチコピーやキービジュアルで提供ソリューションを一目で伝えます。ブランドロゴや企業カラーを統一し、来場者の記憶に残る印象的なデザインにしましょう。
- 高い視認性を確保:ブース上部に高所看板や吊り広告を設置し、照明や鮮やかな配色で遠くから目立たせます。人の第一印象は0.3秒で決まると言われるため、来場者が瞬時に「何を扱っているブースか」を理解できるよう工夫します。
- 映像・実演で魅力を訴求:大型LEDモニターやプロジェクションで製品紹介動画を上映し、実機デモンストレーションを行います。動きのある演出により来場者の視線を集め、製品の特徴を直感的に訴求できます。物流機器やシステムは、実際の動作シーンを見せることで理解度が高まります。
- 開放的で回遊しやすいレイアウト:入り口は広く開放し、外通路からでも気軽に立ち寄れる導線を確保します。壁やパネルで囲い込み過ぎず、社名やロゴを外向きに配置して遠くからも目を引くようにします。パンフレットやサンプルは取りやすい位置に置き、来場者が自然にブース内を回遊できるようレイアウトを計画します。
- 体験型コンテンツの導入:実機デモやVRシミュレーションなど、来場者が製品を実際に体験できるコンテンツを用意しましょう。ハンドル操作やロボットアームの操作体験を通じて、製品の魅力を直感的に伝えることができます。
集客・運営のポイント
- 積極的な呼び込みと対応:スタッフは笑顔でブース前に立ち、来場者に声をかけてブース誘導します。立ち止まった来場者にはすかさず挨拶し、課題やニーズをヒアリング。その上で製品説明につなげ、興味を持った来場者との商談機会を逃しません。受け身にならず能動的にアプローチすることが大切です。
- ノベルティ・実演で興味喚起:機能的で企業ロゴ入りのノベルティやサンプルを配布し、来場者の興味を引きます。また目を引く機器の実演や映像で滞在時間を延ばし、名刺交換や商談につなげましょう。興味を示した来場者にはカタログや資料を手渡し、詳しい話を聞きたいと思わせるきっかけを作ります。
- 役割分担とスタッフ教育:事前にスタッフの役割(呼び込み、説明、記録など)を決めておき、混雑時にもスムーズに対応できる体制を整えます。展示会前には製品知識や応対トークの研修を行い、誰でも一定の品質で来場者対応できるようにしておきましょう。
- リード情報の獲得と管理:名刺交換やスキャンツールで来場者情報を確実に取得し、その場で分野や要望をメモします。取得したリードは専用の記録シートやCRMに入力して管理し、展示会後のフォロー活動に備えます。商談の優先度をつけるなどして、帰社後の営業活動を効率化しましょう。
- ブース内の環境整備:常に清潔感のあるブースを維持し、パンフレットや名刺を随時補充します。ゴミや不要物が目立たないよう整理整頓し、ブースの裏側も見えない範囲まできれいにしておきます。休憩交代時にもブースの状態が一定に保たれるようにし、企業への信頼感を高めます。
- セミナー開催による誘客:展示会期間中に自社ブース近辺でミニセミナーやデモンストレーションを実施し、来場者を引き込みます。専門性の高いテーマ講演やハンズオン形式の説明で、関心層を効率的に集めることができます。
会期までのスケジュール
- 6か月前~:出展の目的や目標を社内で共有し、出展申し込みと予算を確定します。出展製品・サービスを選定し、ブースの規模やコンセプトを検討します。
- 3か月前~:ブースデザインの検討を本格化し、施工業者への発注を開始します。公式サイトへの企業情報掲載やプレスリリースなど、展示会告知活動を始めます。パンフレットやノベルティ、デモ機材の手配も並行して進めます。
- 2か月前~:取引先や見込み客への招待状送付やメール配信などで来場を促します。社内スタッフ向けに製品説明会を実施し、説明資料を整えます。物流手配や宿泊予約など、会期中の準備を進めます。
- 1か月前~:ブースの最終レイアウトを確定し、備品や電力などの各種申請を完了させます。展示物や機材を梱包・発送し、会場での設営準備を整えます。スタッフ向けに最終ミーティングを開催し、当日の役割分担や対応手順を再確認します。
- 1週間前~当日:搬入スケジュールを最終確認し、初日の設営を想定したリハーサルを行います。名刺や資料、ノベルティを最終チェックし、不足がないか確認します。招待客へのリマインド連絡も忘れずに行い、万全の体制で会期初日を迎えましょう。
- 開催直前~当日:ブース設営と動作確認が最終フェーズです。会場での搬入後、展示物や機材の動作チェックを行い、すべての装置が正常に稼働するか確認します。初日の朝にはブースの最終点検を実施し、来場者受付直前まで対応準備を整えましょう。
まとめ
国際物流総合展2026は、物流・サプライチェーン分野における新たなビジネスチャンスを創出できる場です。来場者層の特性や展示会の特徴を踏まえ、緻密な計画と準備を行えば出展成果を大きく高めることができます。本記事で紹介した出展メリットやブース作り・運営のポイントを参考に、万全の準備で展示会に臨みましょう。国際物流総合展2026への出展を機に、貴社の技術やサービスが業界内で広く認知される好機をつかみましょう。万全の準備と明確な戦略で臨み、ぜひ大きな成功を収めてください。
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- BtoB特化のノウハウ:企業展示会における技術系来場者のニーズを熟知し、専門的な内容も分かりやすく伝えるコンテンツ制作とデザインを得意としています。来場者の心に響くメッセージ設計で、商談につながる訴求を実現します。
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- 展示会での目的達成に向けた戦略プランニング
- ブースデザイン案(レイアウト図、装飾コンセプト)
- 動画コンテンツ企画(上映映像の構成案)
- 集客施策プラン(セミナー実施案、ノベルティ案など)
- お見積りの提示
これらの提案により出展イメージと集客施策を具体化できます。国際物流総合展2026への出展成功をお考えなら、ぜひW CREATIVEにご相談ください。貴社の展示会出展を成功へ導くパートナーとしてお手伝いいたします。
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