国際物流総合展2026は物流・サプライチェーン分野に特化したアジア最大級の専門展示会です。2026年9月8日から11日まで東京ビッグサイトで開催され、国内外から多くの物流・運輸関連企業やその取引先が集まります。本記事では、この展示会の開催概要や出展メリット、来場者層、出展企業の選定ポイント、成功するブース装飾や集客・運営のポイント、会期までの準備スケジュールを詳しく解説します。さらに、展示会終了後のアフターフォローに焦点を当て、名刺情報のデータ化や御礼メール、製品動画配信、CRMによるリード育成、提案資料送付、オンライン商談設定、社内共有とPDCAなど、見込み客を逃さない具体的な施策も紹介します。この記事で示した準備とフォローアップのポイントを実践すれば、国際物流総合展2026への出展成果を最大化できます。
目次
開催概要
- 展示会名称: 国際物流総合展 2026(Logis-Tech Tokyo 2026構成展示会)
- 概要: 物流・サプライチェーン分野に特化した専門展示会。搬送機器、倉庫管理システム(WMS)、輸配送管理システム(TMS)、ロボット、IoTトラッキング、物流ソリューションなど、最新の物流技術やサービスが一堂に紹介されます。1980年代後半から続く長い歴史を持ち、複数の専門団体が合同で主催することで高い注目を集めています。講演会やセミナーも併催され、業界の最新トレンドを共有する場となります。
- 会期: 2026年9月8日(火)~9月11日(金) 10:00~17:00
- 会場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東1~3・7・8ホール、西1~4ホール(有明)
- 規模: 約600社・団体、3,000以上のブース規模。前回(2024年)開催時は8万4千人以上が来場し、国内外の物流企業や関連業界の技術者・経営層で賑わいました。
- 主催: 日本産業機械工業会、日本ロジスティクスシステム協会など複数の産業団体による共催。
この展示会に出展するメリット
- 多数の商談機会: 物流・サプライチェーン業界の主要企業が一堂に会するため、短期間で効率的に多数の見込み顧客と商談できます。通常営業では接点が持ちにくい企業とも直接つながるチャンスです。
- 認知度・ブランド力向上: 出展企業は公式サイトや出展社ガイドブック、会場配布物に企業情報が掲載されます。イベントを通じて、自社製品・サービスの認知が大幅にアップし、来場できなかった潜在層にもリーチできます。
- 海外・VIP層へのPR: 海外からのバイヤーや物流大手、行政関係者など多彩な来場者層に直接アプローチ可能です。VIP招待制度を活用すれば、普段は接点がない重役クラスとも商談できるチャンスが得られます。
- セミナー登壇機会: 出展社講演やプレゼンテーションセッションで登壇できる場合、数多くの聴衆に対して自社の技術や製品を効果的にアピールできます。セミナー開催は来場者を集める強力な集客施策にもなります。
- 競合他社との差別化: 同業他社も多く出展する場で、自社の強みや独自性を訴求できます。他社製品と比較して優位性を示すことで、見込み客の関心を引き、新規受注や協業の機会につながります。
- 営業効率・費用対効果: 展示会では大量のリードを一度に獲得でき、営業効率が飛躍的に高まります。個別訪問や広告では困難な数の新規顧客リストを短期間で獲得でき、営業コストの削減にも寄与します。
- 異業種連携・情報収集: 物流業界だけでなく、IT企業や流通業、製造業、官公庁など幅広い分野の企業・団体が来場します。展示会での交流を通じて最新技術や市場動向を学べるほか、新たな協業パートナーとのネットワーク構築にもつながります。
予想される来場者属性
国際物流総合展には、以下のような分野・職種の来場者が集まります。自社のターゲットと合致する層が多いか確認しましょう。
- 物流・運輸業界: 運送会社、倉庫会社、3PL事業者など物流サービス企業の経営層や物流・オペレーション担当者。物流拠点の運営責任者や購買・管理部門の担当者が多く来場します。
- 製造業・生産財メーカー: 自動車メーカー、電子機器・部品メーカー、機械メーカー、化学・素材メーカー、食品メーカーなど、各業界の生産管理・購買部門や物流担当者が来場します。グローバルな供給網を持つ大手企業も多く、自社の物流ソリューションを求める層です。
- 小売・EC・卸売企業: スーパー・量販店、ネット通販企業、商社など小売流通業界の物流・購買担当者。オンライン販売の拡大に伴い物流最適化や在庫管理の重要性が増しており、物流改善に積極的な層です。
- 情報システム・IT企業: WMSやTMSなど物流管理システム、IoT機器、AI・ロボット、クラウド物流ソリューションを提供する企業の技術者・営業担当者。新技術を探求するITベンダーやコンサルティング企業も参加します。
- 官公庁・業界団体: 地方自治体や国交省・経産省関連、物流や港湾・空港を管轄する機関、物流関連団体の担当者。業界動向の把握や規制情報収集のために来場するケースがあります。
- その他: 物流系ベンダーの開発者・エンジニア、大学・研究機関の研究者、物流専門メディアの記者など、多様な業界関係者も交じり合う場です。
どのような企業が出展すべきか
国際物流総合展は、物流・輸送の効率化や自動化に資する製品・サービスを持つ企業に最適です。具体的には以下のような企業が出展することでビジネスチャンスをつかめます。
- 搬送・物流機器メーカー: コンベヤ、仕分け装置、自動倉庫、フォークリフト、無人搬送車(AGV)、高所作業車など、物流現場の搬送・機械装置を扱う企業。
- 物流システム・ソフトウェア企業: 倉庫管理システム(WMS)、輸配送管理システム(TMS)、在庫管理ソフト、倉庫オートメーション装置、物流コンサルティングを提供する企業。
- 情報機器・IoT/AIソリューション: RFIDタグ・バーコードリーダー、センサ機器、倉庫用ロボット、AIによる需要予測・在庫最適化、物流データ分析ツールなど、最新IT技術を活用したソリューション企業。
- 包装・梱包機器・資材メーカー: 梱包機、パレット、コンテナ、パレタイザ、キャリアカート、包装材など物流資材や梱包設備を扱う企業。
- 3PL・運送サービス企業: 倉庫・物流センター運営会社、配送代行会社、国際輸送会社、ラストワンマイル配送サービスなど、物流サービスや外部物流を手がける企業。
- セキュリティ・付随サービス: 倉庫内安全機器、防犯システム、物流ドキュメント管理、教育・人材サービスなど、物流業務を支援する各種ソリューション事業者。
- グローバル展開を目指す企業: 国内外の商談機会を求める企業であれば、自社の製品・技術が物流分野で通用するかアピールする絶好の機会となります。
成功するブース装飾
来場者の目を引き、効果的に訴求するブースデザインにはいくつかのポイントがあります。
- コンセプト・メッセージの明確化: ブース全体のテーマやキャッチコピーを統一し、一目で何を扱っているか伝わるデザインにしましょう。企業ロゴやコーポレートカラーを効果的に使い、一貫したブランドイメージを演出します。
- 視認性の高いサイン・サイネージ: ブース上部に高い位置の看板を設置したり、大型LEDディスプレイや動画モニターを活用して遠くからの視認性を高めます。人が集まる会場では「0.3秒ルール」とも言われる第一印象が重要なので、照明や色彩で周囲のブースより目立つ工夫を行いましょう。
- 動画・実機デモの活用: 動きのあるコンテンツは来場者の関心を引き付けます。製品紹介動画や3DCGデモ、実機操作のデモンストレーションをブース内で実施し、体感型・視覚的に製品の魅力を伝えましょう。技術系製品の場合、動作中の様子や成果データを映像で見せると説得力が高まります。
- インタラクティブな仕掛け: タッチパネル式の資料閲覧機やAR体験、ゲーム仕立てのクイズなど、来場者自身が参加できる仕掛けを用意すると記憶に残りやすいです。引き込まれる演出は、あとでの商談でも会話のきっかけになります。
- 入りやすいレイアウト: オープンな動線で設計し、入り口を広く開放感のあるブースにします。壁や仕切りで圧迫感が出ないようにし、スタッフが笑顔で来場者を迎えられる体制を整えます。通路から内部が見通せるレイアウトは、初めて来た人でも立ち寄りやすくなります。
- 清潔感と整理整頓: 会期中は常にブースを整理整頓し、パンフレットやノベルティは切らさず補充しておきます。散らかった印象を与えないようにし、企業のプロフェッショナルなイメージを保ちましょう。
集客・運営のポイント
当日のブース集客力と商談機会を最大化するために、以下の点を徹底しましょう。
- 積極的な呼び込み: スタッフは笑顔で待つだけでなく、来場者に積極的に声をかけます。「お困りごとはありませんか?」「○○にご興味ありませんか?」など来場者の課題を想定した声がけで関心を引きつけましょう。
- ノベルティ・サンプル配布: 来場者の目を引く販促品やサンプルを用意し、「まず立ち寄ってみよう」と思わせる動機を作ります。名入れボールペン、手袋、ミニチュア梱包サンプルなど、実用性のあるグッズは記憶にも残りやすくなります。
- ブース内デモンストレーション: 定期的に実機や映像によるデモを行い、周囲から人を集めます。実演中は周囲に人だかりができるので、通路を歩く来場者が興味を持って立ち止まり、近づいてくる効果が期待できます。
- スタッフの役割分担: 呼び込み担当、製品説明担当、名刺・記録担当など事前に役割を決めておくことで、ブースが忙しくなってもスムーズに対応できます。製品知識やトーク練習を事前研修で共有し、どのスタッフでも一定レベルの説明ができるようにしておきます。
- リード情報の獲得と即時管理: 名刺交換したら、その場でデータ化・記録します。最近ではスマホやタブレットで名刺をスキャンしてデジタル登録できるツールがあります。交換した相手の企業名、役職、興味を持ったポイントなどもメモし、後日のフォロー時に活用できる質の高いリードリストを構築します。
- 来場御礼とタイムリーなフォロー: 会期中や終了後すぐに来場御礼メールを送付し、商談内容を振り返る機会を作ります。メールには担当者の名刺データや、さらに詳しい製品紹介資料・動画のリンクを添付しておくと効果的です。印象が新鮮なうちにリアルなフォローアップを行うことで、見込み客の熱が冷めず商談につなげやすくなります。
- CRMツール活用: 収集したリードをCRM(顧客管理システム)に一元登録し、フォロー状況を管理します。見込み度合いをランク分けして優先順位を決め、継続的なメール配信や営業アプローチのタスクを設定して育成します。組織的に管理することで「フォロー漏れ」を防止し、効率的にリードを商談化できます。
- 社内共有とPDCA: 展示会後は関係者で成果を共有し、成功点と改善点を分析します。例えば「どのセミナー参加者との商談が生まれやすかったか」「どんな問い合わせが多かったか」などの情報を洗い出し、次回以降の出展計画に反映させましょう。こうしたPDCAサイクルの実施が、次回展示会の成功につながります。
会期までのスケジュール
展示会出展の準備には余裕を持って取り組むことが重要です。一般的なスケジュール例を以下に示します。
- 6か月前~: 出展目的と目標を社内で共有し、出展申し込みと予算を確保します。出展製品やサービスの優先順位を決め、ブース規模や位置の希望も検討します。合わせて競合や前回のレポートを参考に展示会の全体像を把握しましょう。
- 3か月前~: ブースデザインの検討を本格化させます。展示会施工業者と協力し、コンセプトやレイアウト案を作成します。同時に集客施策計画を立てます。具体的には来場事前登録促進のメール配信やプレスリリース作成、SNS告知などを開始し、自社サイトでも出展情報を発信しましょう。
- 2か月前~: 来場企業や既存顧客への招待状送付、展示会案内メール配信など来場誘致活動を進めます。ブース配布物(パンフレット、技術資料、ノベルティ)の制作・発注を行い、納期管理を徹底します。また、ブースで行う実機デモやプレゼンの内容を詰め、必要機材や担当者の手配も調整します。
- 1か月前~: ブース施工プランを最終決定し、電源・ネットワーク・備品レンタルの申請など主催者への提出物を完了させます。社内で事前説明会を開催し、当日のスケジュールや役割分担、トラブル対応策を共有します。展示物や機材の梱包・発送手配も早めに進め、輸送経路と到着日を確認します。
- 直前(1週間前~当日): 会場への搬入スケジュールを再確認し、当日朝の設営を万全にします。可能であれば事前にブース設営のリハーサルを行い、展示物の動作確認と安全点検を実施します。また、招待企業へのリマインド連絡や名刺・資料の最終チェックを行い、細かなミスがないよう準備を完了させます。
まとめ
国際物流総合展2026は物流業界にとって極めて重要なビジネス機会です。展示会の特徴や来場者層を踏まえた上で、綿密な事前準備と魅力的なブース演出で当日の集客を最大化しましょう。そして何よりも会期後のフォローアップが成功の鍵を握ります。本記事で紹介した見込み客情報のデータ化、迅速な御礼メール・動画配信、CRMによる継続的なリード育成、提案資料送付とオンライン商談設定、社内共有とPDCAなどを実践することで、展示会で得たリードを確実に次の商談につなげられます。早めの準備と戦略的なアフターフォローで、国際物流総合展2026への出展成果を最大化しましょう。
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