インターネプコン ジャパンは、エレクトロニクス製造・実装技術に特化したアジア最大級の専門展示会です。電子機器・半導体・自動車電装などの開発・製造に携わる技術者や意思決定者が一堂に会し、実装・検査装置から電子部品・材料、パワーデバイスまで最新ソリューションが集結します。
本記事は、インターネプコン ジャパンへの出展を検討しているマーケティング担当者、製品開発部門、経営層の方に向けて、出展の判断材料と成功のための具体的な実務ポイントを整理したものです。会期・会場などの基本情報だけでなく、「どのような来場者がいるのか」「どの企業が出展に向いているのか」「成果につながるブース装飾と運営」「会期までのスケジュール設計」まで網羅的に解説します。
特に、展示会ブースと動画・大型LEDモニターを組み合わせたB2Bマーケティングに強みを持つ弊社の視点から、限られた予算と人員の中でも成果を最大化するための現実的なノウハウにフォーカスしています。単なる装飾ではなく、「案件化」「受注」「長期的な関係構築」を見据えた展示会活用を検討されている企業様にとって、具体的な判断材料となることを目的としています。
目次
開催概要
展示会名称
インターネプコン ジャパン
(インターネプコン ジャパン – エレクトロニクス製造・実装展)
概要説明
インターネプコン ジャパンは、エレクトロニクス機器の多機能化・高性能化を支える製造・実装・検査技術が一堂に会する専門展です。マウンター、ディスペンサー、はんだ付け装置・材料、洗浄装置、レーザー加工機、検査・測定装置、EMS・製造受託サービス、クリーン・静電気対策、工場・設備ソリューションなど、電子機器・半導体メーカーの生産現場を支えるテクノロジーが来場者の主な関心領域となります。
同時開催されるネプコン ジャパン全体としては、半導体・センサ パッケージング、電子部品・材料、プリント配線板、微細加工、パワーデバイス&モジュールといった関連構成展と連動しており、電子機器・半導体・自動車・産業機器などの幅広い業種から意思決定者が多数来場します。インターネプコン ジャパンはその中でも「製造・実装プロセス」の核となる分野を担い、設備投資・工場改革・生産性向上をテーマにした商談の場として位置づけられています。
会期
・会期例:2026年1月21日(水)~23日(金) 10:00~17:00
・開催頻度:年1回(東京ビッグサイト開催)
会場
・会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
・アクセス例
- りんかい線「国際展示場」駅 徒歩約7分
- ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅 徒歩約3分
主な規模感(参考)
・過去実績(ネプコン ジャパン全体/同時開催展含む)
- 来場者数:約85,000人
- 出展社数:約1,700社
こうした規模から、単なる技術展示ではなく、「投資案件」「提携」「共同開発」「量産立ち上げ」のきっかけを作る場として活用することが可能です。
【開催概要の整理(例)】
項目 :内容
展示会:インターネプコン ジャパン(エレクトロニクス製造・実装展)
会期 :毎年1月開催(例:2026年1月21日~23日)
会場 :東京ビッグサイト(東京・有明)
主催 :RX Japan株式会社
来場者:電子機器・半導体・自動車・産業機器メーカーの技術・生産部門 ほか
この展示会に出展するメリット
インターネプコン ジャパンに出展するメリットは、大きく次の7つに整理できます。
・メリット1:設備投資の意思決定層と直接商談できる
電子機器・半導体・自動車・産業機器メーカーの製造技術、プロセス開発、生産技術、設備保全部門の担当者だけでなく、部門長クラスや経営層も多数来場します。生産ラインの新設・更新、工場の自動化・省人化、品質改善など具体的な投資テーマを持った来場者が多く、リードの質が高いことが特徴です。
・メリット2:既存顧客との関係深化とクロスセルの場になる
既に取引のある顧客企業も多数来場するため、展示会場を「年に一度のリアルタッチポイント」として位置づけることで、既存案件のフォロー、新製品・新サービスのクロスセル、長期的な関係強化に活用できます。展示会場で中長期のロードマップを共有することで、次の投資タイミングを早期に把握できるケースも少なくありません。
・メリット3:新規市場・新セグメントへの認知拡大
半導体・パワーデバイス、車載・EV、産業ロボット、再生可能エネルギー、医療機器など、成長分野の開発・製造部門が一堂に会するため、自社技術の新たな用途・応用分野を開拓するきっかけになります。既存ターゲット以外の業種からの相談が得られるのもインターネプコン ジャパンならではです。新用途への展開は、1社1社の営業活動だけでは広がりにくいため、展示会という「横断的な場」を活かすことで効率よく機会をつくることができます。
・メリット4:競合他社との比較の中で選ばれる機会が得られる
同じホール内に多数の競合・代替技術が並ぶため、来場者は「比較検討モード」でブースを回遊しています。その場での比較を前提に、優位性・差別化ポイントを明確に提示できれば、短時間で印象を残し、商談化率を高めることができます。展示会後、来場者が社内で検討資料を作る際にも、「あのブースのこのソリューション」という形で想起されやすくなります。
・メリット5:実機デモ・動画で「百聞は一見にしかず」を実現できる
製造・実装装置や測定・検査装置は、カタログやWebだけでは性能・使い勝手を理解しづらい商材です。インターネプコン ジャパンでは、実機デモや大型モニター、シミュレーション動画を用いて「ラインに導入した際のイメージ」を具体的に伝えることができ、案件化スピードを大きく高められます。特に、既存ラインとの接続方法やレイアウト、オペレーションの変化など、「導入後の現場目線」での説明は、展示会ならではの価値です。
・メリット6:グローバル展開を見据えた情報収集の場になる
海外企業の出展・来場も多く、各国の装置・部材メーカーやEMSとのネットワーキング、海外規格・トレンドの把握にも役立ちます。今後のグローバル展開や海外拠点のライン構築を視野に入れている企業にとって、現場の生の情報を収集できるのも大きな価値です。海外の技術動向や競合状況を自社ブースから観察できる点も、担当者にとっては貴重な機会となります。
・メリット7:採用・ブランディングにも活用できる
学生や求職者を対象としたイベントではありませんが、業界の中核企業が集まる展示会で「技術的プレゼンス」を示すことは、中長期の採用・ブランディングにもつながります。とくに若手エンジニアに対して、自社の技術領域や開発姿勢を印象付けることができます。採用ページや会社案内だけでは伝わりにくい「現場の熱量」「お客様との関係性」を、展示会レポートや動画として発信することで、採用広報にも二次活用できます。
予想される来場者属性
来場者の多くは、電子機器・半導体・自動車・産業機器などのメーカーに所属する技術者・企画担当者・購買担当者です。主な来場者像を整理すると、次のようになります。
・職種別
- 研究開発・製品開発(デバイス、モジュール、基板、パッケージなど)
- 生産技術・製造技術・プロセス開発
- 品質保証・品質管理
- 設備保全・工場管理
- 調達・購買・資材
- 経営企画・事業企画・技術企画
- 営業技術・FAE
・役職層
- 現場担当~主任・係長クラス
- プロジェクトリーダー・課長・部長
- 工場長・事業部長・役員クラス(大型投資案件を持つ来場者の一部)
・業種
- 電子機器・家電メーカー
- 半導体・センサメーカー
– 電子部品・コネクタメーカー
- 自動車・電装品・EV関連メーカー
- 産業機器・ロボット・FAメーカー
- EMS・受託製造
- プリント配線板・基板関連
- 材料・ケミカル・機能性樹脂・精密部品メーカー
・来場目的
- 新規設備・装置の導入検討
- 既存ラインの更新・増設
- 生産性向上・省力化・自動化の情報収集
- 品質向上・歩留まり改善・トレーサビリティ強化
- 新製品開発に向けた要素技術の探索
- 製造委託・EMSパートナーの探索
- 既存取引先との面談・情報交換
さらに、インターネプコン ジャパンの特徴として、「1人で複数の役割を担う来場者」が多い点も挙げられます。たとえば、
・製造技術と生産管理を兼務している工場側の担当者
・技術企画と事業企画の両方の視点を持つ本社側の担当者
・調達でありながら技術バックグラウンドを持つバイヤー
といった来場者が多く、「技術」「コスト」「運用」の3つを同時に満たせる提案が求められます。
そのため、ブースでの説明も「技術的な深さ」と「投資対効果」の両面をバランスよく伝えられる構成にしておくことが重要です。
どのような企業がこの出展すべきか
インターネプコン ジャパンへの出展に向いているのは、次のような企業です。
・製造・実装装置メーカー
マウンター、印刷機、ディスペンサー、ボンディング装置、はんだ付け装置、リフロー炉、洗浄装置、レーザー加工機など、電子部品実装や基板製造に関わる装置メーカー。新型機種やラインアップの拡充を訴求したい企業に適しています。
・検査・測定・試験装置メーカー
外観検査装置、X線検査装置、ICT、機能検査、環境試験・信頼性試験装置、計測器・センサなど。ラインの品質向上やトレーサビリティ強化をキーワードに、インライン化・自動化の提案を行いたい企業に適しています。
・EMS・製造受託サービス
実装受託、ボックスビルド、試作・少量生産、量産ライン構築支援など、製造アウトソーシングを提供する企業。特定分野(車載、医療、産業機器など)に強みを持つEMSが、自社の専門性・品質保証体制を訴求する場として有効です。
・電子部品・材料・基板関連企業
電子部品・コネクタ、プリント配線板、はんだ・フラックス・接着剤・封止材・樹脂材料、クリーン・ESD対策製品、機能性材料など。製造現場の担当者に直接説明し、採用・評価の機会を増やしたい企業に適しています。
・工場設備・FA/IoT・スマートファクトリー関連企業
工場設備・搬送・マテハン、FA機器、製造DX・IoT・MES・生産管理システム、設備監視・予知保全ソリューションなど。既存の実装ライン・組立ラインと連携するソリューションを持つ企業にとって、導入イメージを伝えやすい場です。
・パワーデバイス・車載・EV向け製造技術を持つ企業
パワー半導体・モジュール向け実装技術、車載電子機器向け高信頼性実装技術、EVバッテリーやインバータ関連の生産技術を持つ企業。今後の市場拡大が見込まれる分野であり、早期にパートナーシップや採用実績を築きたい企業にとって重要な場となります。
出展を検討する際は、次のようなチェックポイントで自社との相性を確認すると判断しやすくなります。
・チェック1:ターゲット顧客は「製造・生産技術・設備投資」に関わる部門か
・チェック2:自社の製品・サービスは、ラインの品質・生産性・自動化に関わるか
・チェック3:導入単価が一定以上で、1件あたりの案件規模が大きいか
・チェック4:1~2年単位で継続的な設備投資・更新が見込まれる市場か
・チェック5:技術的な優位性はあるが、「伝え方」に課題を感じているか
これらに当てはまる企業であれば、インターネプコン ジャパンは高い費用対効果が期待できる展示会です。
成功するブース装飾
インターネプコン ジャパンの会場では、どの小間も高いレベルの装飾・演出が行われています。その中で来場者の足を止め、短時間で価値を伝えるには、次の3つの視点が重要になります。
「誰に」「何を」伝えるかを一言で表現する
・ファサード上部サインには、企業名だけでなく「提供価値」を明確に記載する
例)
「高歩留まりを実現する次世代実装ライン」
「車載・パワーデバイス向け高信頼性実装技術」
「中小工場向けスマートファクトリー・パッケージ」
・ターゲット業種・課題を入れることで、通路を歩く来場者が一瞬で「自分ごと化」できるようにする
例)
「半導体後工程の自動化を一括支援」
「EV向けパワーモジュールの量産立ち上げを高速化」
・ブース内のあらゆる表現を、この一言コンセプトに揃える
- 動画のメッセージ
- パネルの見出し
- 配布資料のタイトル
- スタッフのトークの切り出し
コンセプトが統一されているブースは、来場者の記憶に残りやすく、社内で検討される際にも話題に上りやすくなります。
動線設計とゾーニング
・ブースの基本ゾーニング
- 立ち止まりやすい「フロントデモゾーン」
- 深い商談を行う「ミーティングゾーン」
- リード登録・資料受け渡しを行う「受付・カウンター」
- サンプル・パネル展示をまとめた「情報ゾーン」
- スタッフ用バックヤード・荷物置き場
・来場者の行動をイメージして動線を設計する
- メイン通路側には「一目で伝わるビジュアル」と「短時間デモ」
- 少し奥まった位置に、腰を据えて話せるテーブル席
- 通路側を塞がず、入りやすいオープンレイアウトにする
- 入口付近に大型モニターやLEDビジョンを配置し、動画で足を止める
・小間サイズ別のポイント(例)
- 1小間~2小間:訴求ポイントを1~2テーマに絞り、動画・デモ・パネルをコンパクトに集約
- 3小間~4小間:複数ソリューションをゾーン分けし、「入口:全体像→奥:個別相談」の流れを設計
- 5小間以上:メインステージや簡易セミナースペースを設け、「説明会形式」で効率よく情報提供
大型LEDモニター・動画の活用
製造装置や工場ソリューションは、「導入前後の変化」や「ライン全体の流れ」をイメージできるかどうかで、来場者の興味関心が大きく変わります。そこで、動画やモーショングラフィックスを活用した訴求が非常に有効です。
・動画で伝えるべきポイント
- 導入前後でどれだけ生産性・歩留まりが改善するか
- 既存ラインからの置き換え難易度(設置スペース、切り替え時間など)
- インラインでの稼働イメージ(周辺装置とのつながり)
- 競合製品との違いが一目で分かるグラフ・比較
・大型LEDモニター活用のコツ
- 通路側から見える位置に、15~30秒で要点が伝わるループ動画を配置
- 音声解説は最小限にし、字幕・テロップ中心で伝える
- 遠目からでも読めるフォントサイズとコントラストを確保
- ブースコンセプトカラーと映像の色味を合わせ、世界観を統一
・静的なパネルと動画の役割分担
- パネル:スペック・原理・構造など、じっくり読みたい情報
- 動画:変化・比較・プロセスなど、動きがあるほど伝わりやすい情報
弊社は、大型LEDモニターを前提としたブースデザインと動画制作を一体で設計することで、「装飾」「コンテンツ」「オペレーション」が分断されない統合的な展示戦略の構築を支援しています。
集客・運営のポイント
成功する出展企業は、会期中だけでなく「会期前」「会期後」までを含めた一連のプロセスとして展示会を設計しています。ここでは、実務で押さえておきたいポイントをフェーズごとに整理します。
会期前の集客
・ターゲットリストへの案内
- 既存顧客・引き合い企業・名刺データベースに対して、案内メールやDMを送付
- 「インターネプコン ジャパン限定のデモ内容」や「セミナー登壇」「新製品発表」など、来場する理由を明確に記載
- 重要顧客には、事前にアポイントをセットし、商談枠を確保
・Web・SNS・オウンドメディアでの告知
- 自社サイトに特設ページを用意し、展示内容・見どころ・会場マップを掲載
- LinkedInなどB2B向けSNSで、ターゲット属性に合わせた情報発信
- MAツールやフォームと連携し、事前登録者の情報をスコアリング
・社内共有
- 営業部門・開発部門・経営層を含む社内説明会を実施
- 展示会の目的・ターゲット・メッセージ・KPIを共有し、全員が同じゴールに向かえるようにする
・メッセージ例
- 「歩留まり改善・省人化をテーマにした実機デモを実施します」
- 「車載・パワーデバイス向けの新技術を世界初公開」
- 「既設ラインの置き換え事例を、実データを用いてご紹介」
会期中の運営
・ブース内の役割分担
- キャッチ担当:通路側で来場者の声掛け・一次ヒアリングを行う
- プレゼン担当:デモ・製品説明・プレゼンを担当
- 商談担当:具体的な案件相談・条件ヒアリングを行う
- 受付・リード管理担当:名刺・リード情報の登録と資料配布を担当
・ヒアリング項目の標準化
- 業種・役職・部署
- 現在の設備構成・課題・導入検討時期・予算感
- 競合比較の状況
- フォローアップの希望方法(訪問・オンライン・資料送付など)
・来場者体験の設計
- 「まずは60秒で概要を理解」→「3分のデモ」→「必要に応じて10~15分の商談」というように、段階的な体験フローを用意
- 混雑時には立ち見でも内容がわかる動画・グラフィックスを用意
- 多言語対応が必要な場合は、英語版の動画・パネル・資料も準備
・声掛けトークの例
- 「実装ラインの歩留まりや人手不足でお困りの点はありませんか?」
- 「現在お使いの検査工程で、工数や精度に課題はありませんか?」
- 「EV関連の新規ラインをご検討中でしたら、3分だけデモをご覧いただけます」
会期後のフォロー
・フォローのスピード
- 会期終了後1週間以内に、全リードへのフォローメールを送付
- 有望度の高いリードには、担当営業から個別に電話・オンラインミーティングの打診
・セグメント別のシナリオ設計
- 「今期中に導入検討」「来期以降検討」「情報収集中」など、導入時期別にフォロー内容を変える
- 技術者向けには技術資料・事例動画、決裁者向けには投資効果・ROI資料を用意
・ナーチャリング施策
- ウェビナーや技術セミナーへの招待
- 成功事例や技術トレンドに関するメールマガジン
- 展示会来場者限定の技術相談会・ライン診断の案内
・評価・改善
- 取得リード数、商談化数、受注見込み額などの指標を整理
- 「どのメッセージに反応があったか」「どのデモが最も足を止めたか」などを分析し、次回以降に反映
弊社では、会期後のフォローを見据えた展示会設計(リード情報の取り方、動画・資料の二次活用など)を重視しており、「展示会で終わらないB2Bマーケティング」をご一緒に構築しています。
会期までのスケジュール
インターネプコン ジャパンは年1回開催であり、会期が近づくほど会場・装飾・設備の空き枠が少なくなっていきます。逆算思考でスケジュールを組むことが、成功への第一歩です。以下は、一般的なスケジュール例です。
【スケジュール例(目安)】
時期 :主なタスク
約9~6か月前 :出展決定、予算・小間数の確定、出展申込
約6~4か月前 :コンセプト設計、パートナー選定、展示内容の方向性決定
約4~2か月前 :ブース基本設計、パース作成、動画・パネル制作開始
約2か月~3週間前:各種制作物の確定・入稿、事前集客の本格化、スタッフトレーニング
約3週間前~会期:施工・搬入・最終確認、会期中運営
会期後~1か月 :フォローアップ、結果分析、次回に向けた改善検討
・会期の約9~6か月前
- 出展の社内決裁
- 出展小間数・予算の確定
– 出展申込と小間位置の仮決定
- 展示会全体の目的・KPI設定(リード数、商談数、受注見込み額など)
・会期の約6~4か月前
- ブースデザイン会社・動画制作会社の選定
- コンセプトワーク(ターゲット、訴求メッセージ、メインビジュアル)
- 展示内容(製品・ソリューション・デモ構成)の検討
- 必要機材(LEDモニター、配線、ネットワーク環境など)の洗い出し
・会期の約4~2か月前
- ブース基本設計・パース作成・見積り確定
- 動線設計・ゾーニング・サイン計画
- 動画・プレゼン資料・パネルの制作開始
- 社内説明会の実施、担当者アサイン
・会期の約2か月~3週間前
- ブースデザイン・施工図の最終決定
- 動画・パネル・印刷物の入稿
- リード管理システム・名刺管理ツールの準備
- 事前告知(メール・Web・SNS・DM)の本格開始
- 主要顧客へのアポイント調整
・会期の約3週間~前日
- ブース施工・装飾確認
- 実機搬入・動作確認
- スタッフ向け事前トレーニング(接客ロールプレイ、導線確認)
- 想定質問と回答集の共有
- 当日のオペレーション確認(シフト表、緊急連絡体制など)
・会期中~会期直後
- 毎日の振り返りと改善点の共有(キャッチトークの見直し、動画差し替えなど)
- 会期終了後24時間以内に、ホットリードの抽出と担当者割り当て
- 1週間以内の一斉フォローと個別フォロー開始
このように、少なくとも「会期の半年前」にはコンセプト策定とパートナー選定を始めることで、余裕を持った準備が可能になります。直前の駆け込み出展では、どうしても「ただ出ただけ」の結果になりやすいため、早い段階での計画づくりをおすすめします。
まとめ
インターネプコン ジャパンは、エレクトロニクス製造・実装技術に特化したアジア最大級の展示会であり、製造現場の具体的な課題を持つ来場者が集まる「案件化しやすい場」です。
本記事では、
・展示会の開催概要と規模感
・出展する7つのメリット
・来場者属性とターゲット像
・出展に向いている企業の条件
・成果につながるブース装飾と動画活用
・集客・運営・フォローの実務ポイント
・会期までのスケジュール例
を整理しました。
重要なのは、「ブースを作ること」自体が目的ではなく、
・誰に
・何を
・どのような体験を通じて
・どのような商談・案件・関係性を生み出したいのか
を明確にした上で、ブースデザイン・動画・オペレーションを一体で設計することです。
インターネプコン ジャパンは、製造業・エネルギー関連企業・機械・電機・化学・情報通信・建設・自治体など、多様なプレーヤーが集まる場でもあります。自社の強みを整理し、目的に合ったメッセージと体験を設計できれば、展示会をきっかけに新しい市場・パートナーとの接点を大きく広げることができます。
弊社の特徴と無償提案のご案内
弊社は、大手B2B企業を中心に、製造業・エネルギー関連企業・機械メーカー・電機メーカー・化学企業・情報通信・ゼネコン・自治体など、多様なクライアントの動画マーケティングと展示会ブースを支援してきました。インターネプコン ジャパンをはじめとする技術系展示会での実績も多く、「技術の分かるクリエイティブパートナー」として評価をいただいています。
特に次のような点を強みとしています。
・パースデザイン提案・パース作成
- マーケティング・営業・開発の各視点を踏まえ、「見栄え」だけでなく「成果」を意識したブースパースをご提案
- 1小間のコンパクトブースから大型ブースまで、ターゲットと目的に応じた複数案をご用意
・動線設計
- 来場者の流れを分析し、「足を止める→興味を深める→商談につなげる」ための動線を設計
- 受付位置、デモ位置、ミーティングスペース、バックヤードの配置まで一体でプランニング
・大型LEDモニターを活用した集客施策
- ブース正面に配置する大型LEDビジョンを前提に、遠方から目を引く映像演出を設計
- 実機デモと連動した動画、導入前後の比較アニメーション、ライン全体の3DCGなど、製造業ならではの「分かりやすさ」にこだわったコンテンツを制作
・展示会に最適化した動画コンテンツ制作
- 会場の騒音環境を踏まえ、音声に頼らずに要点が伝わる尺・構成・デザインを設計
- 展示会後もWebサイト・営業資料・ウェビナーなどに二次活用しやすいフォーマットで制作
・運営企画
- ブース内の割分担、来場者導線、デモの見せ方、トークスクリプトなど、運営面まで含めた企画支援
- マーケティング部門と営業部門の連携を前提にした「展示会プロジェクト設計」をサポート
・会期後のフォローアップ施策
- 展示会で取得したリード情報を活かすためのメールシナリオ・動画コンテンツ案を提案
- 成功事例動画、技術解説動画、アフターフォロー用コンテンツなど、中長期のナーチャリングに活用できるプランをご用意
インターネプコン ジャパンへの出展をご検討中の企業様向けに、弊社では次の内容を「無償」でご提案しています。
・インターネプコン ジャパン出展に向けたヒアリング(オンライン)
・出展目的・ターゲット・KPIの整理
・ブースコンセプトとラフパース(イメージ)のご提案
・動線設計の簡易プラン
・大型LEDモニター・動画を活用した集客施策のアイデア
・展示会後のフォローアップ施策案(動画・メール・ウェビナー等)のたたき台
東京・神奈川・千葉・埼玉・名古屋・大阪・福岡など、主要展示会場・製造業集積エリアでの支援実績も豊富です。インターネプコン ジャパンへの初出展はもちろん、「これまで出展してきたが、思うような成果が出ていない」という企業様も、ぜひ一度ご相談ください。
インターネプコン ジャパンを、単なるコストではなく「新規案件獲得と売上・利益拡大のため
このサイトは、B2Bに特化した動画マーケティングと展示会ブースのコンサルティングのW CREATIVE(ダブルクリエイティブ)株式会社が運営しています。